モデルハウスを購入するという裏技

高品質の住宅を安く購入する裏技として、ハウスメーカーがモデルハウスとして建てた家を展示後に購入してしまうという方法があります。モデルハウスは大きく分けて2つの形態があり、展示場の施設内で家を並べて見学会を実施する方法と、分譲地に建てて展示した後に安く販売するケースがあります。分譲地の展示住宅は使用後に建売住宅として安く売却することを前提としているので、早めにチェックして予約をしておくことができるでしょう。

会場にモデルハウスが建てられるような住宅展示場の場合は、見学会を開催した後に家を解体して廃棄したり別の展示会場に移築するなどします。使用後は最終的に廃棄処分となりますが、高級住宅であれば別の場所に移築してリユースハウス(中古物件)として安く売却されることも少なくありません。中古物件だとしても誰も住んだことのない新品の家であることに変わりがないので、新築と同レベルの住宅をお得な価格で入手できるというメリットがあります。

モデルハウスを購入すれば、相場よりも安い価格で住宅が入手できてコスパが良い・展示用の高価なオプションやグレードの高い資材が使用されている・展示会で実物を見て判断ができる、などのメリットがあります。運が良ければ、グレードの高い高級住宅でもモデルハウスを購入することでかなりお得な価格で購入できるかもしれません。

モデルハウスを購入するという裏技には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあるので知っておく必要があります。誰も住んだことのない新しい住宅が購入できるものの、実際に入居できるのは建てられてから2~3年が経過している頃となります。新築住宅と比べると2~3年分の劣化がありますし、住宅内の各種設備(キッチン・ユニットバス・トイレ・照明など)は最新モデルではなくて旧モデルになってしまいます。展示用の物件には雨といやシャッターといった設備が付いていなかったり移築をすることで劣化している場合があるので、住むためには手直しや追加工事が必要になるケースもあります。

ローコストでお得に住宅を手に入れる方法として住宅展示場のモデルハウスを購入するという裏技もありますが、普通の注文住宅とは違う面があることを知っておくようにしましょう。購入して入居してから後悔することのないようにするために、モデルハウスの購入をお考えの方はメリットとデメリットをきちんと理解しておくことが大切です。

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